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盲学校1980年代ごろ [盲導犬との生活]

もう ずいぶん昔になりますが、私は、盲学校に通っていました。
小学校1年からじつに10数年間同じ学校にです。
最近の視覚障害者は、小学校や中学校を普通の学校へ行く人もすこしづつ増えてはいるようですが、当時は最初から最後まで盲学校に通うのが、普通でした。

さて、この盲学校ですが、高等部になると若干ややこしい学科分けになっているのです。
当時は一番下が幼稚部、義務教育の小学部と中学部がありそれから、高等部の中に高校の科目を学ぶ本科普通科・一部高校の授業とマッサージの授業をする本科保健理療科・高校を卒業してから鍼灸やマッサージを学ぶ専攻科理療科に分類されていました。
クラスは、たいがい1学年1クラスでまれに2クラスある学年もありました。
この、クラスと言っても1クラスの人数はまちまちで、12人以上になるとクラスは、2クラスになります。

授業は、一般の教科書を使いますが、全盲は点字に一般の教科書を点訳したものを使います。
弱視は、見え方にもよりますが、一般の教科書をそのまま使うか教科書の文字を、拡大したものを使う人もいます。
この点字の、教科書や拡大の教科書はとてもかさばります。普通の教科書で1冊でも点字や拡大の本になると、数冊になってしまいます。また、1冊の厚さも結構厚く持ち運ぶのも大変でした。

生徒会ですが、中学部から高等部までの全員が所属していて、その中の色々な仕事を会員全員で分担しながら活動していました。
その一つが、奉仕部といわれていた図書部、放送部、印刷部、購買部です。
図書部は、昼休みや放課後の図書室の本の貸し出しや返却の手続き、図書室の本の整理などを行います。
放送部は、昼休みと放課後の放送や生徒会に関する連絡事項と各行事の音響機材の取り扱いなどをします。
印刷部は、生徒会に関するすべての印刷物の印刷をします。
購買部は、昼休みに開く売店の運営や仕入れなどです。
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